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0813-299号 記者の視点:全県共用の地域医療連携パス策定 [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 本日は検査当直のため、病院からの配信となります。今朝はお盆休みのところが多いせいか、出勤時間帯も遅いせいか、いつもの風景と異なる車内でした。このくらいのゆとりがある車内なら良いのに・・・と正直思うほど快適空間でした。

 昨日ご紹介したばかりですが、昨晩、ペルセウス座流星群をご覧になられた方はどのくらいおられるのでしょうか?如何でしたか?流星は見れましたか?
 私は午前1時ごろに10分間ほど空を眺めておりましたが、数個観測できました。今夜は空模様が気になりますが、検査が出てなければ夜空の散策と洒落こもうと思っています(^^)。

 さて夜空の散策もありますので、本日のニュースに移ります。

 地域医療連携パスについては、現在の医療制度の変遷とともに重要度は増すばかりです。後方支援施設を含めた医師会等との連携強化や関係改善も気になるところですが、臨床検査技師の立場でお話すると、地域医療連携については、非常に取り残され感が強いのは否めないところです。私自身、国立京都病院(現国立病院機構京都医療センター)で地域医療連携室に併任した折、室長に「私は何をすれば良いのか?」と質問したところ、「それを考えるのが仕事だ」と即答されました。色々と試行錯誤し経験を積むうちに、臨床検査部門にも大きな可能性を秘めたものであると確信したものです。しかしながら現実的には、地域医療連携業務に携わる臨床検査技師は非常に少ないのが現実でしょうし、地域医療を経験された臨床検査技師の実数も非常に少ないのではないでしょうか?
 地域医療ユニットなどを考えれば、地域における臨床検査データの互換性は非常に重要なものとなるでしょうし、互換性に関して言えば、生化学・免疫検査分野の検査データ標準化は進んできているとはいえ、採算性などの問題から外部委託に出されている数多くの検査項目などは未知なる部分です。
 
現在、国立病院機構、ナショナルセンターなどを中心とした施設で、このような項目の一部について全国実態調査を行っており、まずは現状把握からと考えている次第です。私自身、その事務局を担当しておりますので、公開できる機会があればお示ししたいと考えています。

 またクリニカルパスにおける臨床検査部門の参画はまだまだ不十分であり、未開拓な部分が多々あります。臨床検査部門としてやるべきこと、やれることは多々ありますが、そのほんの一例としては、医療経済の観点から、また医療の質の観点から両観点を満足させる有効検査セット項目の構築です。ある程度臨床検査に関するガイドラインは整備されてきておりますが、まだまだ未開拓な分野であると思います。またパス内におけるどのタイミングでどの検査を行うべきなのか等、検討する余地は多々あると思います。

 ニュース内容から外れた内容で申し訳ありませんが、私の申し上げたことは氷山の一角であり、地域医療連携には、目に見えてこない、まだまだ問題視されていない様々な障壁が多々あるということをご理解頂ければと思います。また「バリアンス」に関する内容もニュースには含まれており基準について述べられています。パスから「バリアンス」は決して無くなりませんが、「バリアンス」の少ないパスは品質の高いパスであると私自身思っています。そういったパスの質を評価する観点から「バリアンス解析」が更に進めば良いのにと思いながら、本日配信の記事を読んでおりました。

【Japan Medicine 2009/08/12】
 全県共用の地域医療連携パス策定 千葉県で今年度から普及に本腰

 
http://www.japan-medicine.com/shiten/shiten1.html
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 千葉県医師会が中心的役割を担って策定した「千葉県共用地域医療連携パス」の普及を目指し、今年度から本格的な取り組みが始まった。千葉県では全国でも初めて、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4疾病ごとに全県共用の連携パスを策定。4月27日から普及協力医療機関の募集を開始し、7月末までに143施設の登録を受け付けた。
 ただ、千葉県医の石川広己理事は、登録数はまだ不十分と指摘し、広く普及させるためには今後、「成功モデル」の確立が不可欠と強調する。さらに、普及促進を図るためにも診療報酬上の評価が必要になるとの考えを示し、すでに対象疾患となっている脳卒中に加え、ほかの3疾病も評価できるよう対象拡大を求めている。

●国民の理解得られるシステム
 連携パスの評価については、7月18日の関東甲信越医師会連合会医療保険部会でも話題に上った。日本医師会の竹嶋康弘副会長は連携パスについて、「地域医療を面として捉え、普遍化させるという大きな流れがある」との見方を示し、「地域医療の在り方として国民の理解も得られるシステム。今後も力を入れていきたい」と述べている。診療報酬上の評価については、4疾患すべてを対象疾患に想定できることも前提に、脳卒中に加え、がん、急性心筋梗塞、糖尿病が追加される可能性を示唆した。その一方、前回改定で、地域連携診療計画管理料、地域連携診療計画退院時指導料が共に点数が引き下げられた経緯もあったとし、これらの見直しを図る考えも強調した。
 連携パスは、一部を除き2007年4月に施行された第5次改正医療法により医療計画制度の中に位置付けられ、法制化されることになった。医療法は、いわゆる4疾病5事業ごとに医療連携体制を構築し、医療機能の分化・連携の推進を図ることを求め、「地域連携クリティカルパス」の普及を目指す方針も打ち出した。
 千葉県ではこれを受け、08年4月に保健医療計画を改定。疾病ごとに急性期や回復期などの段階に応じた医療機関の役割分担と連携の在り方を示した「循環型地域医療連携システム」を導入することにした。また同システムの円滑な運用を図るため、4疾病ごとに全県共用の連携パスを策定することも決定。千葉県医師会に委託し、新たに設置した「全県共用型地域医療連携パス」作成ワーキンググループで検討作業を進めた。
 連携パスは今年2月、県内の医療関係者を集めたシンポジウムで公表。その後も県内9カ所の二次保健医療圏ごとに地域保健医療協議会などを通じて意見集約を行い、3月までに千葉県医療審議会の承認を得た。

●さらなる改良に向けた取り組みもスタート
 千葉県の連携パスは「診療計画表」と「診療経過表」などで構成する。「診療計画表」は、患者が急性期病院や専門医療機関を退院後、「かかりつけ医」となる開業医がこれらの医療機関と連携しながら、どのような治療を行うのか概略を示している。医療機関と患者が同じ内容のコピーを持ち合い、今後の見通しを共有して治療を進めることができる。
 「診療経過表」は急性期病院・専門医療機関の専門医とかかりつけ医を橋渡しする役割を担い、それぞれの医療機関における診療内容について経過を追って記録する。その特長は「バリアンス基準」欄を設けたことにあり、患者がどのような状態になったら、かかりつけ医が患者に専門医の診察を指示するべきか、その判断基準を専門医が明確に示すことになっている。かかりつけ医にとって、自分の専門分野以外の患者でも受け入れやすくなり、医療連携の推進を強力にサポートする。
・・・続きはネットでご覧下さい


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