So-net無料ブログ作成

非採算部門から知的資産部門への転換(2003年発表) VOL.07 [Tea-break]

 

【政策医療分野参画の背景】
 独立行政法人国立病院機構の目的である政策医療ネットワーク構想が発表されて数年が経過した。現在、各政策医療分野におけるネットワークが整備され、かなり具体的な内容の討議が行われ、アウトカムも創出されている。臨床検査部門はその基礎的データ創出にあたり根幹を成す部門として重要視されないといけないが、臨床検査部門単独のものとしての具体的な成果はほとんど皆無に等しい状態であった。
 しかし平成14年度には政策医療臨床評価指標作成のためのプロジェクトとして、臨床評価指標検討会が設置され、当院は内分泌・代謝疾患の高度専門医療施設に機能類型されているため、内分泌・代謝疾患臨床評価指標検討会(座長:国立京都病院長)が編成され、臨床検査部門の代表として、現近畿厚生局臨床検査担当官(国立病院大阪医療センター臨床検査技師長)がワーキンググループメンバーに任命された。その会議において、臨床検査部門として連携を深め、情報公開・交換、また臨床検査部門への周知徹底を図るようにと、具体的決議も採択された。そのような背景において平成15年3月に、内分泌・代謝疾患政策医療ネットワーク構成施設(22施設)に向けて以下のような起案内容を送付した。

 【新井の本音コメント:政策医療臨床検査連絡会】 政策医療については、用語ばかりが先行し、一般の方に浸透していないような気がします。「政策医療」って名前は聞くけどその実態は?と尋ねると、100人中99人は答えられないのではないでしょうか?また国立医療機関に勤務している医療スタッフに尋ねても、おそらく95人は答えられないと思います。しかし政策医療というのは国の医療に対して重要な取り組む姿勢を見せることの出来る重要なものです。そういった説明を政府広報もしているのに何故?と疑問を感じます。

 私自身、知れば知るほど分からなくなる政策医療をもっと掘り下げてやろうと思ったのが、政策医療に係わったきっかけ。19分野ある政策医療ネットワークのそれぞれに蓄積しているデータがあり、それぞれが微妙にずれているということに気がつくまではそれほど時間はかかりませんでした。EBM、EBMと呪文のように唱えられて、現在の医療に欠かせないものとなっていますが、このEBMについての受け止め方、理解において、かなり温度差があるのも確か。EBMの基本は、臨床検査そのものなのですが、その根幹部分を意識されていない方も多く、例えば、施設間、ネットワーク間でデータの比較検討をする際に「比べられないよぁ・・・」という事態になってしまいます。国立京都で立ち上げた連絡会ですが、発足して3年。ようやく地に足がついてきたかな?という感触を持っています。この内容については、また別の機会に述べるとします。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 1

nakao

 本音が面白くて・・・。さっき会社で「政策医療」について10人くらいに聞いて
みました。結果は・・・、ダメダメでした。名前すら知らない人もおりましたが、そ
れは論外としても、端的に説明できる人もいませんでした。かくいう私も以前
は「国立病院が行う医療=政策医療」くらいにしか思って無かったんですが・
・・。(^^ゞ
 
by nakao (2006-03-30 10:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0


[ひらめき] Facebook・・・友達リクエスト、フィード購読大歓迎
     https://www.facebook.com/gamdango
[ひらめき] Facebook・・・最新情報はこちら
       https://www.facebook.com/Project102.MT

 

[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
          http://enigata.com/index.html


    人気ブログランキング   臨床検査ランキング   Ameba_banner.jpg

人気ブログランキングにほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています(Amebaは姉妹サイトです)。
啓蒙活動の一環として参加していますので、バナー↑↑↑へのクリックに是非ともご協力ください[ひらめき]


 臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。

 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。

         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。