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20130930-674号 9/22~9/28の週に配信したニュース [kensa-ML NEWS 【情報】]

皆さん、こんばんちは。神戸の新井です。

 いよいよ明日から10月。すっかり暦の上では秋となっておりますが、日中厳しい日射しの時もありますが、日陰に入れば肌寒いこともしばしば。もうしばらくすると日中でも柔らかい秋の日差しを感じることが出来る季節となります。

 ところで、この「ひざし」・・・私自身全然意識していなかったのですが、なるほど!と思わず口に出してしまいました。

小社会 高知新聞コラム 9/29 (一部引用)
 http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=308738&nwIW=1&nwVt=knd
 同じ「ひざし」でも夏の強い日光には「日射し」、秋の弱い日光には「日差し」という漢字を使って、感じの違いを使い分けた。本県ゆかりの作家、田宮虎彦さんがそう語っていたと言語学者の中村明さんが書いている。
 確かに「射」の一字が入ると、肌の内部まで入り込みそうな太陽光の強さを連想させる。日本列島が猛暑にうだった今夏は「日射し」のイメージ。そんな日々が来年以降も繰り返されるのだろうか。


 先ほども申しましたが、明日から10月。異動の対象になった方もおられるかと思います。私の親友も明日から新天地での業務となりました。彼とは以前神戸に在籍した時からの友人で、神戸での再会に喜んだのも束の間でした。またの再会を祈念して今晩彼と久し振りに酒場に出向きます。・・・でもあまり遅くならないよう早めに解放してあげないと・・・

あぶくま抄 福島民報コラム 9/27 (一部引用)
 http://www.minpo.jp/news/detail/2013092711136
 焼き鳥の匂いが鼻をくすぐる。しかし、戸を開ける勇気が湧かない。見知らぬ客が歓迎されるだろうか。不安になって引き返す。そんな左党が、新たな店を開拓した気分になれる。俳人吉田類さんが案内役を務めるBSテレビ番組「酒場放浪記」だ。
 放送開始から10年を迎える。全国の約560軒を訪ねた。特別な演出はない。杯を重ね、旬の味を楽しむ。酔いが心をほぐし、あるじと会話が弾む。吉田さんを招いた講演会・宴会が今夜、福島市で開かれる。中高年から参加希望が殺到した。「酒にまつわる話を聞いて飲んで、働き盛りは癒やされたい」。主催者は人気の秘密を分析する。



 さて私のフェイスブックページに先週配信したニュースをご紹介します。前回同様配信順にご紹介しますので、記事の前後関係は一切ありませんので念のため。


予後予測能が高まるeGFR算出法/NEJM CareNet 9/25
 http://www.carenet.com/news/journal/carenet/36189
 当院はCKD検出などの目的でも実施していますが、化学療法前の患者に対して幅広く活用しています。ネット上でも各種ツールが充実していますね。一例をご紹介。
 http://www11.ocn.ne.jp/~hdtool/99_blank006.html


外来治療でも保険適用に難治の傷に陰圧閉鎖療法 47News 9/24
 
http://www.47news.jp/feature/medical/2013/09/post-957.html
 へぇ~こんな機械があったんだぁと単純に感心してしまいました。


アマゾンが薬をネット販売 風邪薬、胃腸薬など幅広く 47News 9/24
 http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092401002241.html
 規制緩和が進んで良い分野、進んだらいけない分野があると思うのですが・・・古典的思考回路なのですかね? 私はこの措置、反対です。やはり対面販売したほうが良いのでは?利便性より安全性を求めなければならない分野だと思います。


血液1滴で膵臓がん診断 神戸大など成功 神戸新聞 9/24
 http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201309/0006363369.shtml
 メタボロミクス:メタボロミクス(Metabolomics)あるいはメタボローム解析(Metabolomic analysis)とは、細胞の活動によって生じる特異的な分子を網羅的に解析することである。メタボロームという語は、ある生物の持つ全ての代謝産物(メタボライト)を表す。伝令RNAの発現データやプロテオームの解析だけでは細胞で何が起こっているのか分からないが、メタボロームのプロファイルは細胞のある瞬間の生理を明らかにすることができる。システム生物学の目的の1つは、プロテオーム、トランスクリプトーム、メタボロームの情報を統合し、生体の完全な姿を描き出すことである。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/メタボロミクス


りんくう:事業計画なく医療拠点化難航 大阪府監査委指摘 毎日新聞 9/25
 http://mainichi.jp/select/news/20130925k0000e040170000c.html
 外貨獲得は良いのですが、日本国民のための医療そのものを向上させることが先なのでは? TPPの行く末が不安です。ナショナリズムの塊と批判されようが、私は医療ツーリズム推進に断固反対!自分の足元をもっとしっかりと固めるのが先だ!


アンジェリーナ・ジョリーの選択 日経メディカルオンライン 9/25
 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/kurofunet/muchino/201309/532486.html
 本人にとっては命が係っている訳ですから今回の措置は理解できます。私も友人や親族を乳がんで亡くしていますから。しかし誰も彼もが受けられる医療かというとそうではない。診断にも治療にもそして形成術にも膨大な費用がかさみます。
 本邦は現在、社会民主主義国家ですが、自由民主主義に転換しようとしているのか否か・・・医療ツーリズムにせよ、今回の話題にせよ、微妙な時代に微妙な話題ですね。


高血圧にトクホしょうゆ キッコーマンが限定発売 中日新聞 9/21
 http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130921141021171
 今日から発売ですね。どなたか試しに購入された方はおられるのでしょうか?味が良ければ良いんですけどちょっとお高いですね。


糖尿病の進行 酵素が抑制 名市大院グループ解明 中日新聞 9/21
 http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130921141437228
 初期治療や予防薬として使用できるところが良いですね。でも予防薬って、現医療制度上においてかなり先の話の様な・・・


40歳以上の女性、半数が頻尿 尿トラブルに治療指針 朝日新聞 9/24
 http://apital.asahi.com/article/news/2013092400012.html
 男性はでっぱりがある分、女性よりも我慢が出来るのか???
 でもバス旅行などでトイレに駆け込むにはもっぱら男性ばっかりだし・・・女性の方が我慢強いのか???
 失礼しました・・・(^^;


RSウイルス流行の兆し、患者数3週連続増- 東京や大阪などで感染拡大 CBnews 9/24
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/40963.html
 最近、RSウィルス感染症の拡大といった記事を多く見るようになりました。例年よりも少し早い感染拡大の様です。厚生労働省が昨年出したQ&Aをご参考に!
 
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html


難病:「HAM」発症メカニズム解明 聖マリアンナ医科大 毎日新聞 9/24
 http://mainichi.jp/select/news/20130924k0000e040162000c.html
 HTLV-1関連脊髄症(HAM)についての情報は、難病情報センターサイトにてご覧ください。
 

 http://www.nanbyou.or.jp/entry/50



すぐに気付かないから厄介…“遅延型フードアレルギー”とは 女性自身 9/23
 
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130923-00010001-jisin-soci
 腸管って免疫機構の重要なポジション占めていますから、当然と言えば当然かも。日常業務に入り込んでくる可能性はあるかしら?
 アンブロシア株式会社のサイトをご紹介しますが、このような簡易型キットは我々臨床検査技師にはちょっと受け入れがたいです。 
http://www.ambrosia-kk.com/


慶応大、胃がんに対する「センチネルリンパ節」生検が有用であると証明 マイナビニュース 9/24
 
http://news.mynavi.jp/news/2013/09/24/029/
 センチネルリンパ節についてはかなりよく知られているものですが、このような患者予後に直接関わる検査は画期的というか、非常に有益だと思います。
 センチネルリンパ節についてはやっぱり慶応義塾大学医学部のサイトをご紹介します。
 http://www.surgery-med-keio.jp/joubushoukakan/trouble/04.php


腸内細菌:宇宙生活での影響初調査へ 飛行士に便提供要請 毎日新聞 9/21
 
http://mainichi.jp/select/news/20130921k0000e040195000c.html
 人の免疫力はADL(日常生活動作)にかなり依存し正の相関関係ありですので、地上では常に重力による運動負荷が与えられているということと免疫との因果関係、腸管運動との関連性など画期的な発見があるかもしれません。
 どの様な結果になるのか、今から非常に楽しみな研究です。


未婚のひとり親にも支援の手 「寡婦控除」みなし適用 朝日新聞 9/22
 
http://apital.asahi.com/article/news/2013092200003.html
 こういう制度ってなぜ親を対象として判定するのか判りません。子供を対象として判定すればいいのに・・・また母子家庭だけではなく父子家庭もかなり厳しい状況に追い込まれていると思いますので、もうちょっと父子家庭にも優しくしてあげて欲しいなぁ。
 近々私が父子家庭になる予定などありませんので、念のため。


がんによる損失、最大1.8兆円 厚労省研究班推計 朝日新聞 9/25
 http://apital.asahi.com/article/news/2013092500020.html
 ご紹介した記事をご覧になった後、以下のニュースに対し、大きな違和感を感じられる方が多いことでしょう。縦割り行政というか、言ってることとやっていることのギャップが疑問を生み出し、「一体行政は何をしているんだ?」との不信感に変わっていくのでしょうね。
乳がんなどの無料検診縮小へ…対象年齢絞る方針 読売新聞 9/25 
 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=85212


母乳育児で肥満予防 岡山大がデータ分析 47News 9/25
 http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092501001884.html
 あくまでも単なる統計であって、疫学調査じゃないですね。昔から母乳に勝るものなし、と言われているように結論は一般常識的内容です。じゃあ何故なの?の問いに対しては?


介護保険の自己負担引き上げ案 年金300万円なら2割 朝日新聞 9/26
 
http://apital.asahi.com/article/news/2013092600001.html
 年金額は年々下がる一方で保険料は上がる一方。また今回は介護保険の自己負担額も上がるとのこと。法人税減税が噂されている中、何故保健分野にこれだけの負担を強いるのか分かりません。経済を活性化させることは重要な案件だと私ごときでも認識していますが、経済は国民が支えているのです。国家は国民のためにあるものでしょう?


脳死移植の肺機能を回復 岡山大、装置を国内初導入 朝日新聞 9/26
 
http://apital.asahi.com/article/news/2013092600002.html
 この技術、生きている患者さんに活用できないものですかね?例えば、重症肺炎患者などに対し、片方の肺ずつ回復させるなんてこと出来ませんかね?
 浅はかな素人考えかな?・・・


WHO「緊急事態」には至らず MERS感染で 47News 9/26
 
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092601001063.html
 MERSに関しては、やっぱり国立感染症研究所かな?
 http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/alphabet/mers/2186-idsc/2686-mers.html
 とにかく蔓延を防止するためにも、巡礼の時期に危機的状況でなくて良かったですね。


HTLV-1感染、関東などで増加-厚労省協議会で調査報告 CBNews 9/25
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000002-cbn-soci
 なかなか収束には至らず、逆に蔓延化の傾向ありですか・・・あまりにも無頓着・無知すぎる方が多いんですかね?日本は・・・


【中医協】DPC持参薬、使用実態を調査へ-次回改定でルール作りも視野 CBNews 9/25
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000005-cbn-soci
 じゃあどのようなシステムを作ればいいの?と問われると具体的な成果が上がっていないのですが、入院期間だけを対象にするから無理がある、疾病全行程に対しての治療計画をしっかりと立てて、その中に入院治療を組み込んでいく、といった方法を取り入れないと終わりはないでしょうね。
 具体的な方法についてはいずれご紹介します。


喫煙に対する感受性がバイオマーカーでわかる可能性:日本人男性における検討 CareNet 9/26
 
http://www.carenet.com/news/general/carenet/36246
 ちょっと注目してみてみたいなぁと思ったのがこの記事。血清鉄と肺の間にどのような因果関係があるのでしょうね?色々と考えてみるのも面白い!


中央社会保険医療協議会 総会(第249回)議事次第 9/25
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000023859.html
○臨床検査の保険適用について
○診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」からの報告について
○DPCに関する特別調査の実施(案)について
○社会保障審議会 医療保険部会・医療部会「次期診療報酬改定における社会保障・税一体改革関連の基本的な考え方について」について
○最近の医療費の動向について
○その他


中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会(第163回)議事次第 9/25 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000023870.html
○ 基本診療料のあり方に関する検討について


平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会 議事次第 9/20
 
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000023522.html
1.平成24年度退院患者調査の結果報告について(案)
2.平成25年度特別調査(ヒアリング)の実施について(案)
3.臨床研修制度への影響評価について(案)
4.今後の検討事項とスケジュールについて(案)
5.DPC制度(DPC/PDPS)に係るこれまでの検討状況について(中間報告(案))
6.その他


第8回 医療機関等における消費税負担に関する分科会 議事次第 8/28
 
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000018171.html
○医療機関等の設備投資に関する調査結果について
○診療報酬により「高額投資」へ配慮する手法について
○「医療機関等における消費税負担に関する分科会」における議論の中間整理(案)について


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20130927-673号 社説・コラムアラカルト(「識」と「知情意」) [kensa-ML NEWS 【情報】]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 すっかり秋となりました。朝晩は非常に過ごしやすいというか、肌寒い今日この頃、如何お過ごしでしょうか?

 通勤車中では、咳き込んだり鼻をすすったりしている方を見かけるようになってきました。東京や大阪ではRSウィルス流行の兆しがありというニュースも今週初めに出されていました。くれぐれもお気を付け下さい。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130924-00000001-cbn-soci

 今朝も通勤途中に全国のコラムや社説など検索しながら本文を保存していたのですが、私の場合、Evernoteというツールを利用しています。このツール、色々なものをとりあえず保管しておいてあとで活用するには本当に便利です。私は有料会員となっていますが、無料でも結構使用できるものですので、一度お試しいただいたら?と思います。元々は、iPhoneアプリとして有名でしたが最近ではAndroidでも充実してきています。ちなみに私はAndroidを使用していますが、iPhoneで有料のものがAndroidでは無料だったりしますので、ちょっとお得かな?なんて・・・。私のノートも公開し共有できますので、もしEvernoteユーザーの方がおられたら、お申し出ください。 http://evernote.com/intl/jp/


 第二弾になりますが、今日も全国各誌の社説、コラムを話題に挙げてみます。社説は全国各社で共有している新聞社もあるとともに地方ネタが少ないのですが、コラムは地方地方での特色があり、筆者が好き勝手書いているものなので非常に面白い内容となっています。北は北海道から南は沖縄まで、とても楽しく読ませてもらっています。でもコラムの完成度としては、やはり朝日新聞の天声人語がちょっと抜け出ていていますね。当たり外れはありますが、私が好きなのは毎日新聞の余録というコラム。何じゃこれ?という時もありますが・・・


 さて本日のコラムご紹介ですが、共通したテーマとしてはタイトルにも書きましたように「識」と「知情意」です。

 「識」と言っても色々ありますが、「識」とは、
 1.物事を区別して知る。見分ける。また、その心の働き・能力。
 2.知り合っていること。見知っていること。面識。
 3.書き記すこと。また、その文字など。
との意味があります。今回ご紹介したかったのは、1.の「識」です。

 最近「識」の無い場面に遭遇すること国際的にも国内でも、また身近でも多いのですが、「識」を使った単語を1.で何個ご存知でしょうか?

 以下に挙げた以外にもまだあると思います。
 識者・識別・意識・学識・鑑識・眼識・見識・常識・知識・認識・良識

 いずれも大切なものと思いませんか?先日のメールニュースでご紹介した事大主義や事なかれ主義、大衆迎合などは、意識、見識、常識、認識、良識の欠如により意思・意志を無くしたものと思います。周りの環境も大きな負の要因となりますが、結局は自身のせいでしょう。きちんとできる人はどんな環境下でも出来ています。

声人語 朝日新聞 9/27 (一部引用)
 
http://digital.asahi.com/articles/TKY201309260542.html?
 公務員のことを戦前は官吏(かんり)といった。そのあるべき姿を「吏道(りどう)」という。故後藤田正晴(ごとうだまさはる)氏は政界に転じる前に警察庁長官や事務方トップの官房副長官をつとめた。内務省に入った時に役人の心構えを教わったという。中国の古典にある言葉だ▼〈爾(なんじ)の俸(ほう) 爾の禄(ろく)は/民(たみ)の膏(こう) 民の脂(し)なり/下民(かみん)は虐(しいた)げ易(やす)きも/上天(じょうてん)は欺(あざむ)き難(がた)し〉。お前がもらう給料は人々の払う税金、つまりは汗と脂(あぶら)の結晶である。それを忘れて人々を虐げるなら天罰が下るぞ、と▼後藤田氏は後年、「この教えを再び」と説いた。次々と起こる後輩官僚らの不祥事に怒ってのことだ。自分が国を動かしているという自負は、ともすれば過信や思い上がり、国民を見下す高慢に転じる▼残念ながら氏の思いは生かされないままだ。このところも高級官僚のあきれるようなふるまいが続く。経産省のキャリアが匿名のブログに暴言を書き込んでいた。被災地は「もともと、ほぼ滅んでいた」「復興は不要だ」とはいかなる了見か

 私の卒業した学校は全国唯一の国立養成機関でした。まあ言わば防衛大学みたいなものですかね?ですから在学期間中に幾度となく教務の先生方から「お前は税金の無駄遣いだ!」と言われていました。また勤務したのが国立病院でしたのでいわゆる国家公務員、国民の公僕ですね。病院に来た患者さんに奉仕するのが当たり前、病める方を癒すのが当たり前と教育されてはきましたが、実感は湧きませんでした。でも実際に病める患者さんを目の当たりにすると、様々な「識」の必要性を実感しましたねぇ・・・もうちょっと自分が知っていたらもっと早く救う命があったんじゃないか、とか・・・結局公僕だの何だの言う前に、人であり、医療従事者であり、なんですよね。

 若い方々に伝えたいことは山ほどありますが、私が入職したころより今の若い方々などよっぽどしっかりしています、目的意識も目標設定もされている方、いくらでもいますから。でもいつも間にかちょっと見ない間に澄んだ目に濁りを増し、まっとうな見方が出来なく方も結構いますよね、残念ながら。そうならないためにも、様々な「識」を磨いてほしいと願っていますし、そのような環境を作りたいなぁと思ってもいます。


 話はごろっと変わります。

 最近北海道の鉄道旅行は命がけ、なんて話、よく聞きますが、お粗末そのものです。医療も同じですけど最優先されるのは安全性の筈でしょうが、東電にせよJR北海道にせよ、最優先されるは企業の営利。企業体質が云々と言われていますが、企業を構成するのは社員の筈。半沢直樹とかサラリーマン金太郎のようなヒーローは実社会でなかなか出てきませんので、企業幹部の暴走を食い止める仕組みを作っておかないといけませんよね。ま、いずれにしても常識、良識の欠如でしょう。医療業界も他人事じゃあ済まされない。人の振り見て我が振り直せ、ですな。

神戸新聞社説 JR北海道/安全対策まで「失念」とは 9/25 (一部引用)
 
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201309/0006366344.shtml
 JR北海道が鉄道事業の大前提であるレールの安全対策を、「失念」したり、「後回し」にしたりしていたという。一体、どうなっているのか。信じ難い話だ。
 函館線で先日、貨物列車の脱線事故が起きた。レールの幅が基準以上に広がっており、それが原因である可能性が指摘されている。
 異常を知らなかったわけではない。1年近く何もせずに放置していたというから、言葉を失う。
 それだけではない。同じようにレール幅の拡大や凹凸などの異常を確認しながら補修を怠っていた事例が、道内全域で100カ所近くも見つかった。その中に特急列車が頻繁に往復する路線も含まれていたと聞けば、誰でも背筋が寒くなる。
 鉄道は地域の足だ。安全を信じて利用する乗客に対する、これ以上の背信行為はない。


南日本新聞コラム 南風録 9/26 (一部引用)
 http://373news.com/_column/nanp.php?ym=201309&storyid=51506
 東日本大震災の揺れが襲った直後に東京ディズニーリゾートの従業員がとった対応は今も語りぐさだ。来園者を安心させるため、店頭のぬいぐるみや菓子を配り、笑顔で声をかけ続けた。
 従業員に徹底されている行動基準の優先順位トップに位置づけられているのが「安全」だ。「礼儀正しさ」「ショー」と続き、4番目に「効率」がくる。日頃の訓練と安全優先の思想が、一人一人の行動に結びついたのだろう。
 JR北海道がレール幅などに異常が見つかりながら放置していたことがわかった。放置箇所は調査で日に日に増えている。特急列車が走る本線も含まれており、人命にかかわる重大事故が起こる可能性もあった。
 毎日走る列車だから、不具合も生じよう。それをいち早く発見し、大事故に至らないよう補修するのが安全管理だ。担当者間の連絡がうまくいかず、点検で見つけた異常を「失念していた」とは、言い訳にもならない。


信濃毎日新聞コラム 斜面 9/25 (一部引用)
 
http://www.shinmai.co.jp/news/20130925/KT130924ETI090003000.php
 「半沢直樹」は中国でも人気だ。主人公の決めぜりふの「倍返しだ!」は「加倍奉還!」。「中国の大銀行にも同様の問題はあるはず。でも検閲があるから、こんなドラマはつくれない」。共同通信は上海の会社員の声を伝えている
◆巨大組織の上層部の不正を暴く。理不尽は許さない。テレビドラマ史に詳しい中央大の宇佐見毅教授は善悪が分かりやすい「サラリーマン時代劇」と表現した。誰もが自分の状況と置き換え、共感し、留飲を下げる。視聴率は最終回に42%余と歴代4位だ
◆最終回。絶体絶命を切り返し、怨念の対象でもあった幹部に不正を認めさせ、土下座をさせた。銀行への功績大だったが、数日後に受けた辞令は関連会社への出向。最後の場面で勧善懲悪の一件落着とせず組織の論理を印象づけた。次につなげるのだろうか
◆眼前の問題を直視せず、やりすごそうとする心理をオストリッチ(ダチョウ)症候群という。危険が迫るダチョウが砂に頭を埋め安全な場所に隠れたつもりでいるとの説に例えた。巨大組織の中ではダチョウを決め込むのが現実策と思う同輩も多いだろう



 ここからはもう一つのテーマである「知情意」に移ります。

 この「知情意」という言葉、ご存じの方も多いかとは思いますが、ご紹介してみます。「知情意」とは、人間の精神活動の中に含まれている、知性・感情・意志の三つの要素のことで、哲学者カントが提唱したものです。

 http://d.hatena.ne.jp/saruya_akira/20121213/1355441259
 カントは18世紀のドイツで活躍した哲学者です。この時期のヨーロッパは、キリスト教的価値体系が絶対的な権威を持ち、「世界」や「人」の解釈は、全て聖書でなされると考えられていました。
 しかし、このキリスト教で全てを解釈しようとする「思考停止」状態に疑問を感じ、人間の力で解釈しようとしたのがカントという哲学者なのです。
 「カントが神を半殺しにし、ニーチェが神を殺した」というジョークがあります。それまでの絶対的なキリスト教的価値に反旗を翻したカントの存在があるからこそ、今私たちは科学や自由を享受して生きていられるのだとしみじみ思う次第です。特に私のような人間にとって、自由に「考察」し発信することを許される今の世の中は本当にありがたいと思います。 
 聖書によれば「人」とは、生まれながらに原罪を持つ神の僕です。しかしカントは、自身の頭脳によって「人」を解釈し直しました。その解釈が「知情意」という訳です。(一部引用)

 私はこの言葉、意味の解釈については恩師より教えてもらいました。「教育者、指導者には知情意が必要や!お前も磨け!」と。

 「知性」⇒役割に応じたスキル、ノウハウの習得、専門的知識の継続的習得
 「感情」⇒同僚、仲間や患者に対する貢献意欲、真の優しさ、愛
 「意思」⇒役割を全うしようとする使命感、プロ意識、高い目標意識


 医療現場で関連することを書いてみましたが、教育者にもこれは言えると思います。今、教育現場において体罰が大きな社会問題となっています。私はもちろん体罰に賛成するものではありませんが、行き過ぎた過剰解釈は良くないと考えています。愛情関係や信頼関係がしっかりと構築できていれば、また過剰解釈・反応するマスメディアやいわゆるモンスターペアレントみたいなものが無ければ、このような問題は発生しないと思っています。

 私自身、学生に講義をすることもありますし、相談を受けることも良くあります。そのような中で、大切にしていることは学生諸君に「理解していただく」ということです。

 IC(インフォームドコンセント)いわゆる説明と同意ですが、医療現場では日常的に実践されていることです。しかし難解な専門用語を並びたてられ、しぶしぶ同意をしている患者さんやご家族も多いと思います。ここで抜け落ちているのが患者さんやご家族の「理解」ということ。この部分が抜け落ちているが故、医療訴訟に発展したりしていることも多いんじゃないかな?と考えています。

 教育も同様で、教育者の最大の目的は、一方的に押し付ける形で講義をすることではなく、受講者(学生、生徒等)が理解をしてくれるということ。受講者が理解していないのならその講義は失敗だと言えます。

 今回の一連の体罰問題も、体で覚えさせるのではなく、頭で理解させ自主的・能動的な行動に向かわせるのが指導者の手腕じゃないかな?と思っています。私は少年野球の年齢の低い子供たちにも、何故こういうことをするのか?と理論をもってきちんと説明をし、練習をさせるようにしています。

朝日新聞社説 暴力指導有罪-再発の温床なくさねば 9/27 (一部引用)
 
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_gnavi#Edit2
 大阪市立桜宮高校2年の男子生徒が自殺した問題で、生徒に暴力をふるった元顧問教諭に有罪判決が言い渡された。
 裁判官は「効果的で許される指導方法」と妄信し、暴力的指導を続けてきたと非難した。
 学校での教員の暴力が公判廷で裁かれたのは異例で、判決の意味は重い。暴力による指導効果を信奉する人たちは、自らへの警鐘と受け止めるべきだ。
 大阪市教委は事件後、元顧問の行為は「体罰」ではなく、「暴力」と定義した。ささいな理由で繰り返しており、落ち度を戒めるための「罰」ですらなく、まったく正当化できないとの考えだ。
 文部科学省の全国調査では、昨年度だけで6721人の教員が体罰をし、被害を受けた子は計1万4208人にのぼった。
 学校教育法は体罰を禁止しているが、罰則規定はない。だが、そもそも心身を傷つける暴力は許されない行為で、教育現場ではなおさらのことだ。「体罰」は暴力との基本認識をもっと明確にしてこそ、暴力追放の徹底をはかれるのではないか。
 元顧問は暴力をふるった理由について、「目の前の生徒に成長してもらいたいとの思いがあった」と裁判で語った。最近も、天理大や浜松日体高などで暴力が発覚した。「気合を入れたかった」「うまくなってほしかった」。指導者や先輩の言い分は、元顧問のそれと重なる。


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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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 臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。

 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。

         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

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