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20131001-675号 社説・コラムアラカルト(「差別」と「区別」、「権利」と「義務」) [kensa-ML NEWS 【情報】]

皆さん、こんにちは。神戸の新井です。

 今日から10月。皆さんもご承知のように10月は神無月と呼ばれますが、語源について改めて触れておきます。

神無月 http://gogen-allguide.com/ka/kannazuki.html
【意味】 神無月とは、陰暦で十月のこと。かみなづき。かむなづき。
【神無月の語源・由来】神無月の語源は、神を祭る月であることから「神の月」とする説が有力とされ、「無」は「水無月」と同じく「の」を意味する格助詞「な」である。中世の俗説には、10月に全国の神々が出雲大社に集まり、諸国に神がいなくなることから「神無月」になったとする説があり、出雲国(現在の島根県)では反対に「神有月・神在月(かみありづき)」と呼ばれる。その他の説では、雷の鳴らない月で「雷無月(かみなしづき)」が転じたとする説や、新穀で酒を醸す月なので「醸成月(かみなしづき)」が転じたとする説がある。

 出雲大社は今年の夏、家族旅行の際立ち寄りましたが、私にとってはこれが二回目。若い頃、勢いに任せて「ちょっとそこまで」感覚で行ったことがありますが、全然記憶に残っていませんでした。今回も帰路途中であまり時間が無かったのですが、短時間だけ立ち寄りました。60年ぶりの大遷宮終了後ということもあって社殿は綺麗でしたね。またちょうどその日は終戦記念日でしたので国旗掲揚されていたのですが、とにかくでっかい日本国旗が掲揚されていました。あんなでっかい国旗を見るのは久し振り、NHK放送開始・終了時に流れる国旗がはためく図はここを撮ったのか、と思うくらい。・・・出雲大社さんには申し訳ないのですがそれが一番印象に残っています。コンクリート製か何かは分かりませんでしたが、ポールも太い太い!妙なところを感心して帰ってまいりました。罰当たり~。


 さて本日のホットニュースは何と言っても「消費税8%を表明」でしょうね。消費税が上がるのは17年振りですが、「経済対策により消費税を引き上げたとしても、影響は極力緩和・・・」と仰っていますが、あくまでも大企業は・・・の話で、庶民には厳しい春になると思います。医療業界では診療報酬改定を来年春予定されており、増税によるアップを期待する団体もあると思いますが、消耗品や試薬等への過重がどの程度影響するのか、そのあたりも含みアップなのか、動向が気になるところです。また便乗値上げとも思える、郵便料金も値上げするようで、ますます郵便局離れに拍車がかかるのとちゃいますか?恐らくこのままだと同業他社との激しい競争に勝てないんじゃないかな?「昨今は郵便物が減少傾向にあり、2014年に増税が実施された場合、増税分の自社吸収は困難として値上げの方針が決定した」なんて言ってますので悪循環そのもの。

郵便料金20年ぶりに値上げ!? 消費税増税に伴い、ハガキ51円、封書82円へ
 http://irorio.jp/eika_k/20130930/79632/


 ここから話題を変えます。

 日本人が美しい日本語、正しい日本語を使わなくなって久しいと言われていますが、確かに巷で氾濫する日本語は意味不明なものが多数含まれています。この間帰ってきた高校教師の娘に、今時の高校生が使用する日本語について話を聞いておりましたが、何とも耳を塞ぎたくなるような状況だとか。試験問題を解くためには出題者の意図を見抜かないといけないのに、騙されやすいお子ちゃまが増殖しているようです。うちの愚息たちにも、「数学や物理や化学やと言っても、結局国語力が基本やで!」と教えているのですが、なかなか改善には結びつかないようで・・・これはパソコンや携帯電話等電子機器による悪影響が大きいのでしょうね。私自身にも言えることです。でも言葉が分からなくなった時に「普段パソコンを使っているから、いざ書こうと思っても書けないや!」と老化のせいではなくあくまでもパソコンのせいだ!と電子機器がマスキングしてくれるような好都合さもあります。最近はこの現象を食い止めるためにも、携帯電話やパッド端末などでは漢字による手書き入力を行っています。元々手書き入力ソフトはその方が早いだろうと導入したものですが、普段よりも時間がかかる傾向にあります。本来の導入趣旨に反しています。

神戸新聞社説 国語力/時代を見据えて磨きたい 9/30 (一部引用)
 
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201309/0006380884.shtml
 文化庁の2012年度国語に関する世論調査結果が発表された。社会の変化に伴う日本人の国語意識や言葉遣いなどを調べるのが目的だ。
 最近は言葉の乱れを嘆く声が少なくないが、時代の流れを踏まえ、日本語がどう使われているかを直視することが大切だろう。
 今回の調査では「きんきんに冷えたビール」「気持ちがほっこりする」などの新しい表現を使う人が増え定着しつつあることが分かった。
 従来の使い方から派生したものだけに、違和感はあまりない。「きんきん」はもともと、甲高い声が響く様子や鋭い痛みを示すが、よく冷えた状態の意味で使われている。暖かなさまの「ほっこり」は心にぬくもりを感じる表現になった。
 こうした使い方を聞いたことがある人はともに7割を超えた。日常会話にしばしば登場しており、表現の幅を広げたともいえる。
 調査で毎回注目されるのは言葉の意味や慣用句の理解度だ。
 「役不足」を「力量に対して役目が軽すぎる」と正答したのは42%、「流れにさおさす」を「ある事柄の勢いを増すような行為をする」と理解していたのは23%だった。正反対の意味と思っていた人は多いが、10年前に比べれば、正答率はともに10ポイント以上高い。これは調査が話題になった効果といえるだろう。
 近年、携帯電話やパソコンを使うことが増え、書く力などが低下している面は否めない。メールでは絵文字などを使い、言葉を省略する傾向もみられる。そうした時代に国語力を高めていくのは難しい課題だ。

京都新聞コラム 凡語 9/30 (一部引用)
 
http://www.kyoto-np.co.jp/info/bongo/20130930_2.html
 汚名挽回のため寸暇を惜しまずに働き、バラエティー番組で気分転換してひとり爆笑する。脈絡のないことをいきなり書いた。実は間違いだらけの文章である。みなさんはわかりますか?
▼汚名を取り戻す必要は全くない。「汚名挽回」と違って「名誉挽回」「汚名返上」だ。「寸暇」とはわずかな空き時間。それを惜しまないのなら休憩ばかりしていることになる
▼テレビの前で笑い転げるのはいいが、ひとりで爆笑するのは無理。大勢が大声でどっと笑う。それが「爆笑」だと広辞苑にある。もっともらしく講釈しているが、ここ何日かで再確認したことばかり。偉そうには言えない
▼文化庁の「国語に関する世論調査」のまとめが先週発表された。毎年のことだが、不勉強を省みる。何気なく使っている言いまわしが不安になり、この時期は頻繁に辞書をひく


 さてようやく今日の本題に移ります。まずはこの社説をご紹介。

朝日新聞社説 婚外子の記載―こんな区別はいらない 10/1 (一部引用)
 
http://astand.asahi.com/column/editorial/TKY201309300453.html
 「嫡出(ちゃくしゅつ)子」か「嫡出でない子」か。子どもの出生を届け出るには、出生届でいずれかに印を入れなければならない。
 これを拒んだ東京都世田谷区の事実婚の夫婦が起こした裁判で、先週、最高裁が判断を示した。嫡出子かどうかの記載を義務づける戸籍法の規定は合憲だが、事務処理上、不可欠とはいえないとした。
 法務省も区別は不要だと認め、次の国会に戸籍法改正案を提出する方針だ。国会はすみやかに改正すべきである。
 「正妻が産んだ」「正統な」を意味する「嫡出」。原告夫婦は、05年に生まれた次女を「正統でない子」として届ける気持ちにどうしてもなれなかった。この部分を空欄にした出生届を区が受理せず、次女の戸籍、住民票も作られなかったため、裁判に救済を求めた。
 出生届を出す側にとってこの欄が重い意味をもつのは、婚外子に差別が向けられてきた現実ゆえだ。
 原告の男性は「出生届は人生最初の公的な書類。社会の成員となるスタートラインなのに、明らかな差別がある」という。
 婚外子だとわざわざ明らかにしなければならないことに抵抗を感じながら、やむをえずこの欄を埋めて提出した人も少なくないだろう。
 シングルマザーで子育てする人、夫婦別姓が選べないため事実婚の形をとる人。さまざまな家族のかたちがある。どんな状況で生まれても、「正統でない存在」などないのは当然だ。
 そもそも婚外子かどうかは、親に書かせるまでもなく、出生登録を担う自治体が親の戸籍を確認すればわかる。判決の補足意見も、そう指摘している。親を不必要に悩ませる出生届の書式は、とっくに見直されているべきだった。
 歴史をさかのぼれば、両親が法律上の夫婦だったかどうかは、その子どもの国籍や相続に影響を与えてきた。


 先日来、この手の話題が挙がる度に、親からの視点ではなく子供からの視点にすれば良いのに、と思ってきました。しかし日本国籍を有している以上、その法律に従うのは国民の果たさなければならない義務であるとも思っています。幸いにして私自身はそのような事例に自分自身が遭遇していないから無責任に言っているだけなのかもしれません。差別と区別の差を感じる事無く、のほほんと過ごしてきたからかもしれません。ただ私は現段階におけるルールに従って義務を果たしてから、制度改正に向けた努力をするべきなんじゃないかな?と思います。何か語弊はありますがご時世に便乗しているような感もします。またここで書かれている差別と区別が何やら曖昧になっている気もします。「出生届は人生最初の公的な書類。社会の成員となるスタートラインなのに、明らかな差別がある」との弁に少々疑問も感じます。どのような差別なのか?と。

 私も立場上、人事評価をする際に「差別」ではなく「区別」をするように心掛けてはいますが、頭では判っていてもなかなかそれを説明するのは困難なことがあります。客観的評価とは言え、最終的には評価者の主観的評価に委ねる部分が多いことは確かですが、それが嫌だからと「わしの部下は可愛いから全部100点じゃ」みたいな評価者がいたらどうでしょう?(実際にいますが)私は単なる部下に嫌われるのが嫌なだけの偽善者であり職責も果たせず、詭弁を述べているだけの人だ、と思います。このような人は上に立つべきではありません。駄目なものは駄目、良いものは良いと評価してあげないと、しっかり区別をしてあげないと頑張っている人が浮かばれません。詭弁を述べていては底上げならぬ底下げになってしまいます。評価者の仕事の一つとして、救いようのある人に対し最低ラインを少しでも引き上げる努力を行うこと、があるのだと断言します。

 話しをもとに戻します。差別と区別の差は「他よりも不当に低く取り扱うかどうか」と多くのものでは書かれています。でも受け取る立場によって「差別」と取ったり「区別」と取ったりすることも多いのが現実です。ちょっと判りにくいのでもっと明確なものを、と探していたら、ありました。

「差別」・・・「差」をつけて別けること。優劣、上下、善悪などが発生して分けたその二つが同等ではない。
「区別」・・・「区分」をもって別けること。同等の価値のものを区分で分ける。区分によって分けられた両者は同列の存在である。

 ということは、この記事の場合、提出した時点においては「区別」なんじゃないですかね? 「差別」に転換するのは、後々の様々なファクターが重なるからだと思います。文書のせいじゃないと思うのですが。何かしら、みそもくそも一緒みたいな印象を受けます。場当たり的な対処ではなく根本的解決させるには、ちょっと違うと思うんですけど。

 また「権利」と「義務」ということが出てきました。私の偏見かもしれませんが(経験上の話です)、「差別」を受けていると主張されている方に「義務」を果たされていない方が多い、と感じることが多いです。特にこのような立場になったので余計に考えることも、感じることも多くなったせいもあるかと思います。一般技師や主任技師の立場であれば簡単に言えたことが、この立場になると言い難くなってきているのは事実。今のご時世、過剰なくらいパワハラなんて言葉が飛び交いますから。

 私が周りによく言うことは、「義務を果たしてから権利を主張しろ!権利ばかりを主張していたのでは誰も納得できない」。全く以て権利と義務を都合よく切り離して考える方が多いのですが、「権利の対義語は義務である」ということを忘れているんですね(まさか知らないということはないでしょう)。いわば権利と義務って表裏一体みたいなもの。どちらが先か、って難しい問題ですが、自己満足ではなく周囲を説得する、納得させるには、まず「義務」でしょう!

 ちょっと長くなりましたが、今日はこれにて。


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    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
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    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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